
岐阜県瑞穂市の弁護士の仲松大樹です。
今日は雑談の投稿です。
大学時代、日本各地の民謡・舞踊に取り組むサークルに在籍していました。ひょっとしたら勉強よりも力を入れていたかもしれないのですが、その話はまたいずれ。
サークルが取り組んでいた内容は、踊り(民舞)、唄、太鼓(和太鼓)その他の鳴り物、といったところですが、私は中でも太鼓と笛(篠笛)にのめりこんでいました。将来はその道で食べていけないかと考えたこともあるくらいです。もっとも、その道は私自身にいろいろと不足していたところがあって断念し、その後は勉強に集中して、現在に至るわけです。
弁護士登録後しばらくして、今度は沖縄の民謡(歌三線)の先生に師事を許され、以来現在までこれに取り組んできました。仕事の忙しさからなかなか通えないときもありますが、気が付くともう10年以上取り組んでいることになります。
ここまでは前置きですが(といって、この後に重たい本題があるわけでもありませんが)、沖縄の音楽(楽器)では三線だけではなく、胡弓や琴、横笛等も用いられることがあります(古典音楽の世界では、それらの楽器を用いて合奏するのが正式のようで、荘厳な印象があります)。そんなことから、せっかくなのでもう一度横笛にも取り組んでみたいなと思っていたのですが、二兎を追うものは一兎も得ずだと考えて結局手を出さずにいました。ところが、少し前に(※)NHKのある番組で、あまりにも素晴らしい古典の笛を耳にし、矢も盾もたまらなくなってしまって、20年以上前の学生時代に吹き込んでいた篠笛を引っ張り出してきてしまいました。
久しぶりに笛に息を通しましたが、いやあ、満足な音が出ない。学生時代にあんなに打ち込んだのになぁ……というところですが、懐かしさもあり、最近は毎日(ほんとに)少しずつ練習しています。お昼ご飯の後に15分とか。
なまじ、昔は(多分)ちゃんとした音を出せていた、という記憶がある分しょんぼりすることもありますが、続けていると、一昨日より昨日、昨日より今日と変化を感じるのが楽しいですね。一方で、練習することができない日があると、その前の日よりもっとレベルが落ちてしまうのが悲しいところです。
事務所のウェブサイトに書いている話ですので、最後に無理やり仕事の話にひきつけてみますが、続けていることの重要性は仕事においても感じることがあります。たまに、必要があって以前書いた書面を確認することがあるのですが、だいたいは、今のほうが良い書面を書けているなと思うことがほとんどです。もちろん、その時も全力を尽くして書面を書いていたのですが。
……稀に、「この時の自分は、どうしてこんないいものが書けたんだろう」と不安に思うこともありますが。過去の自分に負けていてはいかんなぁ、と思いますね。常に研鑽を怠らず頑張っていきたいと思います。
(仲松大樹)
※ 確認したら、初回放送日は2023年6月でした。少し前どころではなかった……。ちなみに、毎日ちゃんと練習するということを始めたのは本当に最近です。ということは、2年以上も「たまにちょっと吹いてみてはしょんぼりする」ということを繰り返していたことになりますね。なんだか自分にガッカリです💦

